sitediaSITE ANALYSIS DIAGRAMS

敷地分析 SVG の仕上げ

ダイアグラムを SVG・PNG・DXF でダウンロードし、Illustrator・Inkscape・CAD で編集するときのファイルの構成、縮尺、書き出しの設定を説明します。

2026-10-05 更新AI が作成した文書です。

概要

sitedia の基本の書き出し形式は SVG です。報告書に入れる図は、多くの場合 Illustrator で仕上げ(強調する建物の色付け、矢印・注記の書き込み、社内の書式に合わせた色の調整)を経ます。この編集には、ピクセルではなくベクターの形式が必要なためです。

形式用途
1枚ずつの SVGパネル1枚のベクター編集
PNGプレゼン資料、画面・文書への挿入
DXFAutoCAD の下図
GLB・3DM・SKP建物ボリュームの 3D モデル

PNG のダウンロードは無料です。編集できる SVG、DXF、3D ファイルと、色・表示の変更は Pro の機能です(プランと料金)。

使い方

  1. 住所を検索するか地図をクリックして敷地を決め、半径・図形を選んで「ダイアグラムを作成」をクリック
  2. パネルごとの色(パレット)と項目の表示を、社内の書式に合わせて調整
  3. 「SVG一括ダウンロード(ZIP)」でまとめてダウンロード。CAD の下図が必要な場合は「DXFダウンロード (CAD下図)」もダウンロード
  4. Illustrator で強調・注記・矢印など、判断を伴う内容を追加
  5. 仕上げた図を報告書に配置

手順1〜3は sitedia が処理します。手順4は敷地についての判断が必要な作業で、ツールは代行しません。

1枚ずつの SVG の構成

1枚ずつの SVG を Illustrator や Inkscape で開くと、レイヤーの名前が表示されます(inkscape:label 属性による)。パネル1枚のレイヤーは2つです。

レイヤー内容
図のレイヤー図の本体。背景の円盤と図形が入っている。円形のクリッピングマスクはこのレイヤーにかかる
敷地マークのレイヤー敷地マーク(赤)だけが入っている。クリッピングマスクの外にあるため、マークを大きくしたり別のマーカーに替えたりしても円の外で切れない
渋谷駅 半径500m の建物用途ダイアグラム
「建物用途」パネル(渋谷駅 半径500m)。SVG のレイヤーは図の本体と敷地マークの2つで、用途ごとの色はレイヤーではなく同じ fill の値でまとまっている

用途などのカテゴリーは、レイヤーに分かれていません。同じカテゴリーの図形は同じ fill の値を共有するため、Illustrator の[選択 ▸ 共通 ▸ カラー(塗り)]でカテゴリー全体を選び、色を変えられます。カテゴリー別のレイヤーより選択が速く、たとえば「業務施設」の建物を1回の操作ですべて選択できます。

1枚ずつの SVG には文字(タイトル・凡例・スケールバー)が入っていません。フォントが入っていない PC で開いても崩れる要素がなく、アウトライン化やフォントの埋め込みは必要ありません。報告書に入れるときは、キャプションと凡例を別に付けます。

画面で変えたパネルごとの色と、用途などの項目の表示切り替えは、SVG にそのまま反映されます。

縮尺

1枚ずつの SVG の viewBox の単位は、実際のメートルと1:1です。半径300m で作ったダイアグラムの円の直径は、座標系で600になります。Illustrator で 1mm を 1m とみなすと1:1000の縮尺になるため、図枠に配置するときにスケールバーを測り直す必要はありません。

縮尺を決めると、円の直径は 半径×2÷縮尺 で求められます。よく使う換算は次のとおりです。

図版縮尺円の直径備考
半径300m(直径600m)1:2000300mmA3 横(420×297mm)に余白を含めて配置できる
半径300m(直径600m)1:1000600mmA3 を超える
半径800m1:5000320mm

Illustrator は SVG を開くときに、ドキュメントの単位をピクセルにすることがあります。[ファイル ▸ ドキュメント設定]で単位をミリメートルに変え、アートボードの大きさが 半径×2 と合っているかを確認します。以降の配置と計測は実寸で扱えます。

PNG

PNG は、ベクター編集が必要ないプレゼン資料に使います。「PNG解像度」で 1000〜4000px から大きさを選べます(ログインは不要です)。

項目値・範囲説明
「PNG解像度」1,000〜4,000px(既定 2,000px)作成画面のスライダーで設定。画面の大きさに関係なく指定した大きさで保存されるため、ノートパソコンと大きなモニターで保存した結果が同じになる
渋谷駅 半径500m の高層建物ダイアグラム
PNG で書き出した「高層」パネル(渋谷駅 半径500m)。印刷用ではなく、画面・文書への挿入には PNG で足りる

印刷物には PNG をおすすめしません。2,000px の図を A3 の幅(420mm)いっぱいに配置すると約120dpi になり、細い区画の線がつぶれて見えます。紙に出力する図は SVG を使うか、「PNG解像度」を 4,000px に上げて保存します(A3 の幅で約240dpi)。

DXF

「DXFダウンロード (CAD下図)」は、AutoCAD で下図として使う DXF ファイルをダウンロードします。DXF はサーバーが線形を組み立て直して作る別のファイルで、SVG を変換したものではありません。形状は CAD で扱いやすい形で入ります。たとえば円形の境界は、ポリラインの近似ではなく CIRCLE エンティティ1つです。

座標の1単位は1m(実寸)で、CAD の単位をメートルにすればそのまま合います。レイヤーの内容は次のとおりです。

レイヤー内容
建物(用途別)建物の外形線。用途ごとにレイヤーが分かれる。用途不明の建物は別のレイヤーに入る
道路の中心線 / 道路の境界線道路の中心線と、道路の幅を反映して両側に広げた境界線。境界線は交差部がつながった1つの形状
緑地・河川・海面の形状。島などの穴は保たれる
分析範囲円または長方形の境界。すべての形状はこの境界で切り取られる
敷地敷地を選んだ場合はその形状、選ばない場合は中心のマーク
出典データの出典とライセンスの文言。レイヤー名の先頭に「_」が付いていて、レイヤー一覧の先頭に並ぶ。削除せず、非表示にして使うことを推奨

3D ファイル

「建物ボリューム」タブは、同じ半径の建物を PLATEAU の高さ(ない場合は階数×3.25m)で立ち上げて書き出します。形式は3つです。

形式内容
GLB三角形メッシュ。閲覧・共有・Web ビューア向けで、いちばん軽い
3DMRhino のファイル。建物が閉じたソリッドで入るため、ブーリアン演算がすぐにできる
SKPSketchUp のネイティブファイル。ダブルクリックで開き、インポートの操作は不要。建物ごとにグループになっていて、プッシュ/プルができる

3つの形式とも、画面で選んだ色のモード(用途・高さ・単色)に従います。画面が高さのモードなら、ファイルも高さの色で保存されます。高さが分からない建物は立てません。ない高さを作らないという原則のためです。形式ごとの使い方と注意点は 3D 書き出し にあります。

編集時の注意

項目内容対処
クリッピングマスク円形の枠は、図のレイヤーにかかったクリッピングマスク。範囲外の形状は切り取られているのではなくマスクで隠れているだけで、マスクを解除すると道路や建物が円の外に現れるマスクを解除しない。円を大きくするときはマスクのパスを編集
線幅区画の線・道路の線の太さもメートル単位(実寸)のため、図を縮小して配置すると線も細くなる[環境設定 ▸ 一般]の「線幅と効果も拡大・縮小」をオンにすると線幅が縮小率に従い、オフにすると縮小しても線幅が保たれる。書式に合わせてどちらかに決める
ファイルサイズ渋谷駅・半径800m の図版には建物が 3,975棟入る。編集が遅い原因は解像度ではなく形状の数報告書に必要な半径で作り直す
黒SVG の黒は RGB(0,0,0) で、CMYK に変換すると4版が混ざったリッチブラックになる印刷用の文書は、変換後に黒を K100 に整理

データの出典

データ出典表示・ライセンス
建物「3D都市モデル(PLATEAU)」(国土交通省)2025年度版出典の表示が必要:「3D都市モデル(Project PLATEAU)」(国土交通省)を加工して作成
DXF の道路・緑地Overture Maps Foundation(© OpenStreetMap contributors を含む)ODbL

ODbL のデータは再配布できますが、同じライセンスで提供するという条件が付きます。この内容は DXF の出典のレイヤーに書かれています。図面を外部に渡すときは、この文言を残しておきます。

そのほかのデータの出典と時点は データの出典 にあります。

関連ガイド

ダイアグラムを作成